イオンリテールが全店舗でVRによる従業員教育を導入
<自在人編集部注目ポイント>
・バーチャル空間で習得したスキルを現実世界で活かす事ができる技術
イオンリテール株式会社では、当社が運営する「イオン」「イオンスタイル」の約360店舗にあたる全店舗で2022年4月よりVRによる従業員教育を導入することを3月31日に発表した。
小売業で全店舗にVR研修を導入することは国内初の試みとなる。
VRによる従業員研修のプログラムは、InstaVR株式会社が運営するVRプラットフォーム「InstaVR」を利用する。
VR導入で社員教育の効率化を目指す
イオンリテール株式会社では、VR従業員研修導入に先立って、2020年12月から一部店舗にて約5,000名を対象に実証実験を行った。
実証実験では、VR上でレジ操作や接客の基本応対などの入社時に行う教育をで行ったとのこと。
実験後のアンケートでは約9割が作業手順の理解度が深まったことや楽しくスキルを身につけられると回答。
VRでの研修を通して、本来であれば研修担当が対応しなければならないところを、研修対象者1名で学習が可能になったことにより、効率的に業務スキルを身につける事が可能になる。
InsataVR株式会社が提供する研修コンテンツは、実務に即した形でイオンリテールと共同で制作し、オリジナル学習コンテンツの数は1,000を超えるとのこと。
今後は、入社研修にとどまらず、配属後の社員教育にもVRを導入する事で、さらなる業務効率化を目指していくとのこと。
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