薬剤師を目指す薬学生向けのバーチャルトレーニングを、イマクリエイトと神戸学院大学が共同開発
<JIZAIE blog編集部注目ポイント>
・現実に作用する身体性のあるバーチャル技術
イマクリエイト株式会社と神戸学院大学が、実際の患者と会話をするかのように声に出しながら患者とのコミュニケーションを学ぶことができる、薬学生向けのバーチャルトレーニングを共同開発したことを5月10日に発表した。
実際に会話するように、声に出しながら患者とのコミュニケーションを学習するVR
薬局を想定し、「初回インタビュー」と「薬の情報提供」について、症状のヒアリングや服用中の薬、生活習慣など、患者が来局してから薬を受け取るまでの一連のコミュニケーションを学ぶことができるそうだ。
実際に会話をするかのように声に出しながらトレーニングを進め、自分の声を録音することも可能とのこと。
トレーニングの最後には回答例が表示され、回答例とあわせて自分が患者に対してどのような会話をしていたのかを振り返ることができる。
開発の背景には、新型コロナ感染症の流行に伴い、薬学生が患者とのコミュニケーション実習を行うことが制限されるようになったことがあるという。
動画を見る、本から学ぶ、というインプット型の学習ではなく、実際に自分で考え、行うというアウトプット型の学習機会をどうつくるのかが課題となった。
そこで、バーチャル上に実際の現場を意識したトレーニングができるような環境をつくることで、より実践を意識した学習ができるようにしたい、という思いから開発に取り組んだとのこと。
イマクリエイトは「血を通わす。データに、人に、世の中に。」をミッションに、時間や場所などの様々な現実の壁をこえて、全ての人がもっと自由に、便利に活動できる世の中の実現を目指し、現実に作用する身体性のあるバーチャル技術の研究・開発を進めていく方針を明らかにしている。
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